固定資産税・管理費などの精算のしくみ

中古マンションを買うときには、物件価格以外に
「固定資産税」「管理費」「修繕積立金」「水道・電気・ガス代」などの調整(精算) が必要になります。
「え?マンションを買うのに、どうして売主さんにお金を払うの?」
と驚く方も多いですが、仕組みがわかればとてもシンプルです。
この記事では、住みかえを検討中の方でも必ず理解できるよう、
できるだけ分かりやすい言葉で、ていねいに説明します。
🔶 精算ってなに?
一言でいうと、
売主さんが“すでに前もって払っているお金”を、
あなたが住む期間分だけ後から払うこと
です。
マンションでは、税金や管理費は「前払い」になっているものが多いです。
そのため、売主さんがその年やその月の分を先に支払っていて、
あなたが引き渡し以降に住むので、住む期間だけ負担しましょうねという考え方です。
🔶 精算する代表的なお金はこの4つ
① 固定資産税・都市計画税(年に1回払う税金)
マンションを持っている人にかかる税金です。
毎年 1月1日 に持っている人に課税されます。
つまり、年度の途中で売買しても
納税通知書は売主さんに届く仕組みです。
でも実際には、引き渡し後はあなたが住みますよね。
だから、あなたが住む期間の分を売主さんへ後から払うことになります。
✔ どれくらいの金額になるの?
数万円~十数万円くらいが一般的です。
✔ かんたん計算例
- 年間の税金:12万円
- 引き渡し日:5月31日
👉 5月31日~12月31日分(215日)をあなたが負担
→ 約7万円になります。
とてもよくあるパターンです。
② 管理費・修繕積立金(毎月払うお金)
マンションを管理するために必要なお金で、多くは 月のはじめに前払い されます。
売主さんがその月の分を払っている場合、
あなたは 引き渡し日から月末までの日数分だけ負担 します。
✔ 修繕積立金の“貯金”はどうなる?
売主さんが積み立ててきた分は、
そのままあなたに引き継がれます。
売主さんに返したりはしません。
③ 水道・電気・ガス代
検針日(メーターの確認日)を基準に、
- 検針日まで → 売主さん
- 検針日以降 → あなた
という形で分けて計算します。
引き渡し日と検針日が違う場合は、
仲介会社がきちんと日割り計算をしてくれます。
④ 町内会費やネット料金
マンションによって異なりますが、
「年払い」や「まとめ払い」になっている場合は精算対象になります。
🔶 精算はいつ行うの?
決済(引き渡し)の当日に行います。
流れはかんたんです。
- 仲介会社が「精算の一覧表」を作る
- 売主・買主で内容を確認
- 数万円〜十数万円ほどを、売主さんへ支払う
売買代金とは分けて、現金でやり取りするケースが多いです。
🔶 購入前に必ずチェックしたい3つのポイント
① 管理組合のお金の状況
- 修繕積立金の残高は充分?
- 滞納者は多くない?
- 今後、値上げの予定は?
これらは、あなたの将来の「負担額」に直結します。
② 大規模修繕の予定
マンションで大きな修繕を予定している場合、
特別な費用(追加の一時金)が必要になることがあります。
これをだれが支払うか(売主 or 買主)は、絶対に確認しましょう。
③ 書類は必ずもらう
- 固定資産税の納税通知書
- 管理費・修繕積立金の領収書
- 水道・光熱費の検針票
- 精算一覧表
これらがあると、後で何か確認したいときにとても安心です。
🔶 まとめ:精算は「しくみがわかれば安心」
中古マンションの精算は、
- 売主さんが前払いした分を
- あなたが住む期間だけ負担するだけ
という、とてもシンプルな流れです。
金額は 数万円〜十数万円ほど が多いため、
大切なのは「事前に何を確認すればいいか」を知っておくこと。
住みかえは不安もありますが、
知識があるだけで一気に安心感が変わります。

