🏠 不動産広告の「徒歩○分」が新しくなりました

― 住みかえを考える人のための、やさしい距離の見方ガイド ―
🌟 はじめに
住みかえを考えるとき、多くの人が最初に気にすること。
それは 「駅まで何分で歩けるか?」 ではないでしょうか。
駅に近いほど
- 通勤・通学がラク
- 買い物が便利
- 将来売りやすい
など、メリットがたくさんあります。
だからこそ、広告に書かれた「徒歩○分」はとても大事な情報です。
でも、実際に歩いてみると
「え…思ったより遠い?」
と感じた経験がある方も多いはず。
その“ズレ”を少なくするために、2022年に徒歩分数の表示ルールが新しくなりました。
この記事では、その変更点を だれでもわかるように、ゆっくり・やさしく 解説します。
🏃♀️ 新ルールは、ひと言でいうと「より生活に近い数字へ」
これまでは、同じマンションでも
「一番駅に近い部屋」だけで徒歩分数を出せばOKでした。
でも実際は、
- エレベーターから遠い部屋
- 裏側の階段に近い部屋
など、住戸によって距離がけっこう変わります。
そこで新ルールでは、次のことが変わりました。
✔ ① 「一番近い部屋」だけでなく「一番遠い部屋」も表示
たとえば
- 一番近い部屋 → 徒歩5分
- 一番遠い部屋 → 徒歩8分
というように、物件全体の“幅” がわかるようになりました。
「思ったより遠い部屋だった…」
というミスマッチが減ります。
✔ ② 駅から「建物の玄関」までで時間を計算
以前は
敷地の端(駐車場やフェンスのところ)を基準にして
徒歩分数を出していたこともありました。
でも住む人が本当に使うのは “玄関” ですよね。
そこで新ルールでは、
「駅の出口 → 建物の玄関」までの距離 で徒歩分数を出します。
これは、日々の生活にとても近い測り方です。
✔ ③ 計算方法は「80m=1分」。ただし“信号待ち”は含まれない
徒歩時間は
- 実際のルートで計測
- 80メートル=1分として計算
- 端数は切り上げ(81m → 2分)
となっています。
ただし、
- 信号待ち
- 踏切
- 坂道
- 階段
といった、実際に時間がかかる部分は 計算に含まれません。
そのため、
「広告では6分だけど、実際歩くと8分だった」
ということもあります。
✔ ④ 電車の所要時間も“よりリアル”に
以前は、
「乗換えにかかる時間」が含まれていなくても
広告としてはOKでした。
しかし新ルールでは
- 乗換えの移動時間
- 混雑での乗降時間
これらも含めて表示するようになりました。
そのため、
通勤にかかる時間を より現実的にイメージしやすく なっています。
🧭 新ルールで住みかえはどう変わる?
✔ 本当に駅近か、判断しやすい
距離の“ごまかし”が減るので、安心して比較できます。
✔ 家族みんなで物件の良し悪しを話し合いやすい
「玄関から駅までどんな道?」
「坂がある?」
という生活のイメージがわきやすくなります。
✔ 買った後の後悔が減る
住んでから「駅まで意外と遠い…」と感じることが少なくなります。
🚶♂️ 実際の物件を見るときの3つのポイント
① 広告の「徒歩○分」はどの部屋のこと?
「一番近い部屋・一番遠い部屋」が書かれているかチェック。
② 実際に歩いてみる
特にチェックしたいのは
- 明るさ(夜道)
- 道路の広さ
- 坂や階段の多さ
地図ではわからない“歩きやすさ”が重要です。
③ 電車の時間は“朝の混雑時”を確認
昼の空いている時間と、朝ラッシュではまったく違います。
📌 まとめ
新しい徒歩時間のルールは、
「数字を美しく見せるため」ではなく「住む人のため」
につくられています。
- 駅から玄関までの本当の距離
- 部屋ごとの時間の違い
- 通勤・通学にかかるリアルな時間
これらがわかることで、住みかえを検討するあなたが
“後悔の少ない選択” をしやすくなります。

