🏠 不動産の「共有」は思ったより大変!

住みかえ前に知っておきたい“持分”の話
家の住みかえを考えているとき、
意外と見落としがちなのが 「名義をどうするか」 という問題です。
とくに最近増えているのが、
- 親と一緒に家を買う
- 夫婦で共同名義にする
- 相続で家を受け継ぐ
といった“共有名義(持分共有)”のケースです。
一見すると普通のことのようですが、
共有は後から大きなトラブルになることもあるんです。
この記事では
「共有とは何か?」
「どんな問題が起きるのか?」
「どうすれば解決できるのか?」
を、初心者でもスッと理解できるようにまとめました。
1. 共有名義ってどんな状態?
不動産の「共有」とは、
ひとつの家を複数人で持つこと です。
たとえば…
- 夫婦で半分ずつ
- 本人が9割、お父さんが1割
- 相続で兄弟3人がそれぞれ3分の1ずつ
というように、
家を物理的に分けるのではなく “権利の割合を分ける” イメージです。
2. 共有名義は、なにが大変なの?
共有名義の家は、普通に住むだけなら問題ありません。
でも、いざ 「売りたい」「住みかえたい」 となったとき、
想像以上に困ることが多いんです。
ここでは、とくに多いトラブルを4つ紹介します。
① 売るときは全員の同意が必要
持分が1%しかなくても、
その人が「OK」と言わなければ売れません。
- 1人だけ反対している
- 共有者と連絡が取れない
- 認知症などで意思確認が難しい
こんな状況だと、売却が完全に止まってしまうこともあります。
② 共有者と意見が合わない
家に対する考え方は人それぞれです。
- 売りたい or 売りたくない
- 住み続けたい or 賃貸にしたい
- 修理したい or お金をかけたくない
どれか1つでも意見がズレると、話がなかなかまとまりません。
③ 共有者の事情に左右される
共有者が病気になったり、
遠方に住んでいたりすると、
手続きがストップすることがあります。
④ 税金の問題が出てくる
持分の決め方や譲渡の仕方によっては、
思わぬ 贈与税 がかかることも。
3. 共有を解消する方法
住みかえ前にスッキリさせる5つのコツ
共有のままだと不便なので、
住みかえ前に “共有を整理しておく” と、とてもスムーズです。
代表的な方法はこちら。
① 持分を買い取る
誰か一人が、他の人の持分を買い取って
単独所有にする方法。
もっともシンプルで早い解決法です。
② 持分を贈与する
無償で譲る方法ですが、
贈与税 がかかることがあるため要注意。
③ 持分を放棄する
持分を手放すという方法もありますが、
専門家の手続きが必要になります。
④ 売却してお金で分ける
家を売って、その売却代金を
持分に応じて分配 する方法です。
公平で、後腐れがありません。
⑤ 遺言書で事前に対策
相続時に共有を避けるには、
遺言書を作っておくのがとても有効です。
4. 住みかえ前にやっておきたい3つのこと
① 共有者でしっかり話し合う
- 売るタイミング
- 修繕の費用負担
- 将来どうしたいか
など、前もって決めておくと安心です。
② 持分と税金を確認する
税金の誤解はトラブルのもと。
不安があれば早めに相談しましょう。
③ 専門家に頼る
司法書士・税理士・不動産会社など、
プロに相談すると驚くほどスムーズに進みます。
5. まとめ
不動産の共有は“知らないと困る”ポイントが多い
共有名義は悪いものではありません。
ですが、何も知らずに共有にしてしまうと、
- 売れない
- 住みかえが進まない
- 思いがけない税金がかかる
などの問題につながります。
✔ 共有にする前に話し合う
✔ 共有状態なら早めに整理する
✔ 困ったら専門家に相談する
これだけで、住みかえがグッと楽になります。

